訪問看護でオンコール業務の対応をしている時には、実際に連絡が来たけれども、出勤するには至らなかったということがよくあります。特に患者から直通で連絡が来る場合は、患者本人やその家族から、電話で質問や相談をされることが珍しくありません。その場合は特に患者のところに訪問する必要はなく、電話口での対応で済むことが多いです。そして、オンコール待機時は基本的に普段通り過ごしていても、いざ連絡が来た時にすぐ仕事に移れるよう、ある程度の緊張感を持っている人も大勢います。けれど、待機していても全く連絡が来ないという日もあります。そうして、肩透かしを食らったような感じで待機時間が終わるのもよくあることです。また、何も連絡がないまま待機時間が終わりを迎えようとしていて、気持ちが切り替わりつつある時に連絡が来ることもあり得ます。そんな特殊なパターンが印象に残りやすいのもあるあるです。そのため、連絡がないまま待機時間が終わりそうな時に、連絡が来るかもしれないと身構えてしまう人もいるでしょう。さらに、日常生活で着信に敏感になりやすいのも、オンコール業務を行う訪問看護師あるあるです。オンコールは連絡が来た時にすぐに対応できるよう、携帯電話を常に持ち歩き、着信を聞き逃さないように注意します。そして、待機中に普段通りに過ごしていると、仕事とプライベートの境界があいまいになります。その結果、待機時間ではない時に着信があった際にも、敏感に反応してしまうようになりがちです。