2024/12/11

オンコール勤務をする時の心構え

訪問看護ではオンコールと呼ばれる勤務形態があります。オンコールとはプライベートの時間にサービスの利用者に急な容体の変化が起きた時に行われる呼び出しのことです。24時間体制で接することができない訪問看護ならではの勤務形態で、連絡を受けた看護師は状況に合わせて適切な対処をしなくてはいけません。この業務を行う上で重要となるのが電話のチェックです。オンコールは看護師がプライベートで使っている携帯電話ではなく、事業所から支給される専用電話に掛かってきます。状況によってはすぐに現場に駆け付けなくてはいけないケースもあるので、バッテリーの残量、電波状況を常にチェックしておかなくてはいけません。いつ呼び出されるかわからないので外出時はもちろん、入浴や食事の時も近くに置いておく必要があります。外出時で電車やバスに乗った時に周囲に迷惑を掛けないように着信音が鳴らないサイレントモードにする人も少なくありません。鞄やポケットに入れた状態のサイレントモードでは気が付くことができないのでマナーモードが基本です。オンコールを受けて利用者の自宅に向かわなければいけない状況になった場合、他県など遠くにいるとすぐに駆け付けることができません。こうした理由から、事業所によっては自宅待機を余儀なくされたり、医療行為に備えて飲酒を禁止するケースもあります。24時間気を抜くことができないため、子育てと仕事の両立が難しくなることもあるので注意が必要です。